まず最初に、水漏れが激しい場合は水栓を止める
アパートやマンションの場合、玄関を出てすぐ横にパイプスペースというガス栓や水道栓の通ったスペースがある事が多いです。こちらに水道の元栓があるので、そこを閉めてまずは部屋内の水の供給を止めましょう。玄関のすぐ横にパイプスペースが無い場合は物件の1階の入り口もしくは裏手の部分に水道の蓋があるはずですので、そちらを開けて自分の部屋の水栓を閉めましょう(他の人の部屋の水栓を閉めないよう十分確認しましょう)
焦って業者を呼ぶ前に、きちんとした業者を選定する事が大切
皆様はポストに水道業者のマグネットが投函されたことはありますか?
冷蔵庫のメモやゴミ出しカレンダーを止めるのに重宝するために、ついつい使用してしまいますが、
水漏れなどの、いざというとき「そうだ!あのマグネットの電話番号に連絡しよう!」となってしまう方が多くいます。
しかし、実際にはそういったマグネットを入れて回る業者がボッタクリである事も多いのです(もちろんきちんとした業者の場合もありますが、きちんと調べないとちゃんとした業者かどうかは運否天賦になってしまいます。)
他にもネットで見た緊急対応修理の業者を呼んだから高額な値段を請求されてしまったり。
ホームページやチラシなどには2980円~などと書かれていたのに10万円もかかってしまった!
なんていう話が散見されます。
ニュース記事になっているようなものだと、酷い時には90万円以上も請求されるような被害もあるようです。
今回は法外な請求をする業者を呼ばないためにできる事、悪徳業者の回避方法をご紹介します。
賃貸の場合はまずは管理会社に必ず連絡をする。
賃貸でお部屋を借りている場合はまず第一に管理会社もしくはオーナー様に連絡するようにしましょう。その後、管理会社が業者を手配するか、借主が自己負担で業者を呼ぶかの指示をしてくれます。
自分で業者を呼ぶことになった際は不動産会社におすすめの業者等を紹介して貰うのも良いでしょう。
インターネットのトップに載っている、極端に安い見出しの業者を呼ばない
賃貸でも管理会社の指示で自分で業者を呼ぶ事になった場合や、定休日、連休、年末年始。お盆などで管理会社等と連絡が取れないけれど緊急で修理をしなければいけない場合。
まずはインターネットで業者を探す方が多いでしょう。
例えば水回り トラブル で検索をしてみた時に、一番上から3つくらいにはこのような表示になっているはずです
広告 https://www 〇〇〇〇.com/水のトラブル/
【水回りのトラブル】 〇〇〇水道センター 即日対応・24時間365日受付 〇〇円~
このページタイトルの上に載っているURLの先頭に『広告』とついているようなサイトは高額な広告費を払ってこの検索ワードで調べた人のトップに載るようにしています。
つまり、お得な料金で対応して貰うような事は難しくなります。
多額の広告費を回収する必要があるため薄利多売ではやっていけないのです、
にも拘わらず検索の上の方に来ていて即日対応390円~ といった、うたい文句が大きく書いてある業者は高確率でぼったくりの率も高くなります。
他に色々費用が掛かるはずの部分を見せずに『基本料金』というような文言で客に金額を誤認させる事を狙っているのです。
現実的に考えてどんな簡単な作業でも、人を1人派遣して何か作業する以上は390円で終わる事は絶対にありえません、出張費だけでも必ず数千円かかります、
きちんとした業者であれば、まともな金額(だいたいは4千円~8千円程度)が記載されています。
サービスの紹介だけ充実していて、会社名を調べてもきちんとした会社概要が出てこない業者を呼ばない
安信、安全、低額とサービスの内容紹介が続くも、会社の情報が一切ない、調べても出てこないような業者はかなり怪しい業者となります。会社名を調べても情報があまり出てこないようであれば連絡は控えた方が良いでしょう。
また、修繕業者を頼む前に会社のホームページをきちんと見る事、また、かならず評判や口コミを見るようにしましょう。会社名で調べてGoogleの口コミに大量の批判が載っている事も多いです
相見積もりを出してもらう
電話で複数の業者に見積もりの依頼をしましょう。
業者も相見積もりという事がわかれば自社を選んでもらうために少し割り引いたりする事もあります。
また、水道の修理内容などは、いくつかのパターンに分類されるのみでそうそう特別な工事になる事はありません、どのような部分から、どのような不具合が出ているか詳細に伝えれば、数々の工事経験のある水道業者ですから電話でもあるのお見積もりを出してくれます。
「現地に行って見てみないとないと金額はわからないです」という業者は、実際に来た際にあれこれ理由をつけて高額請求する業者なので気を付けましょう。『せっかくここまで来てくれたんだし』という思いを利用して高額な費用を請求するのが悪徳業者なので、必ず事前に相見積もりを取る事、そして現地に来た際も工事前にきちんと見積もりを出してもらい金額を確認する事が大切です。
マグネット広告の業者を呼ばない
マグネットを投函する業者はぼったくり業者が多いと言われています。
ただのチラシよりもマグネット広告宣伝費はコストがかかります。
にも拘わらず、マグネットに極端に安い金額が提示されている場合は怪しい業者である事が多いです。
呼ぶにしても事前にネット等で口コミを調べた方が良いでしょう。
水道局指定業者を使う
水道局指定業者とは、水道局などが『確かな技術力があり、適切な工事を行う事ができる』と指定した業者になります。
もちろん『技術力』があるという『お墨付き』を得ているだけであるため、高額な料金を請求される場合もありますが、何も治さずに勝手に帰ったり、変な工事をされたりする確率は格段に減らせますし、ネットで調べたよくわからない業者よりはぼったくりである確率は大幅に減らす事ができます。
水道局指定業者を頼む場合でも事前に会社の評判を調べたり、電話時、と工事前にお見積りを貰いましょう。
まとめ
管理会社に連絡し、業者を紹介して貰うのが一番リスクの低い選択になります。
南口不動産でもお問い合わせのあったご入居者様にはおすすめの業者(普段弊社が利用している業者)をご紹介しています。
ご自身で業者を呼ぶ場合はインターネットで検索して一番上の広告に出てくるような業者ではなく、
水道局指定の中から調べて、評判などもチェックしてから業者に連絡し。
必ず電話で相見積もりを取り、工事前にも金額の確認をするようにしましょう。