真夏に高齢者が熱中症となり自室で亡くなるニュースを見るたびに、高齢者はどうしてエアコンをつけないのか、昭和世代だから我慢が美徳なのか、もしくはエアコンの操作が難しいのか、と思っていましたが、
真実を知ると、なぜ高齢者がエアコンをつけずに自室で亡くなるのか、納得の答えがありました。
今回はその不思議と対策を紐解いていきます。
高齢者は体温調節が苦手
炎天下で若者と同じ時間活動して、同じように休憩を取って、水分補給をしていても、高齢の方は熱中症のリスクが若い人より高くなります。
年を取ると身体の体温調節機能が落ちていき、汗などをかいて体から熱を発散させる機能が落ちていくのです。
そして暑さ寒さを感じる機能も落ちていきます。
私の祖父母も35度の中、エアコンをつけずに平然と過ごしていた時がありました
高齢の方は温度計を見ずに少し熱いかな程度の意識でいると、そのままエアコンを付けずにあっというまに熱中症になります。
視覚によって明確に暑いということを伝えなければ、熱くないのにエアコンをつけるのは電気代がもったいないと高齢者は考えてしまいます。
高齢者はエアコンが苦手なのでなるべく付けたくない
年を取ると基礎代謝が落ちるため外が暑くても冷たいエアコンや扇風機の風が少しあたるだけで寒く感じてしまいます。
その結果、夏でも長袖の服を着たり厚着になったりしてしまう方が多くなります。
それで快適に過ごせるのであれば問題ないですが、体に熱がこもったり脱水症状になったりする場合がありますので注意が必要です。
ご高齢の方は目が悪い方も多いのでとにかく表示の大きな壁掛けの室温計を買いましょう。
世の中はこういった基礎代謝が落ちてエアコンをつける事に難色を示す高齢の方に向けて、
室内での熱中症リスクを減らすための専用壁掛け湿度計や熱中症警報アラームが販売されています。
こうした室温計は室内の温度・湿度から不快指数を表示し、エアコンをつけなければいけない状態になるとランプが電灯したりアラームが鳴るようになっています。
最近、夏でもあまり暑さを感じない方や、高齢の父母、祖父がエアコンを付けないと心配になっている方はこういった商品を購入して方法で対策しましょう。