市川の名所紹介 中山法華経寺
中山法華経寺は京成中山駅から徒歩5分の所にある日蓮宗大本山の寺院です。
年末年始は沢山の参拝客で大変混雑する地域でもひときわ大きく人気なお寺です。
百日大荒行
中山法華経寺では毎年11月から2月頃まで100日に及ぶ荒行が行われます。
荒行とは 修行者などが、非常な困難を耐えしのんでする修行の事で、山を踏破したり断食をしたり滝に打たれたりなど、宗派や場所によって様々なものがあります、
中山法華経寺では全国から集まった100人前後の僧侶が冬の中、3か月間に及ぶ、外界と隔離され厳しい修行に明け暮れます。
荒行の内容
起床時間は午前2時。水行(心身の鍛練や神仏への祈願などのため、水を浴びて身を清めること)は3時、6時、9時、12時、15時、18時、23時と行われ。23時半に睡眠。
掃除、食事当番の場合は睡眠時間が2時間以下になります。
食事は朝5時半と夕方5時半の2回のみ、肉や魚等は無く、おかゆとみそ汁のみ、しかもその量は10秒ほどで食べ終えてしまえる程の量だそうです。
これ以外の全ての時間は膨大な量の法華経を1日何百巻も読経し、撰法華経を写経し、相伝書の書写行も行うそうです。
極寒のなか纏う衣服は麻の清浄衣のみで、足袋を履くことも許されず常に素足で修行します。
家族や友人と連絡を取ることも許されず、もちろん、テレビや新聞から情報を得ることもできません。
寺院内に暖房などの空調もありません。
常に寒さや苦しさ睡魔と戦いながら100日間を過ごします。
天正十九年(1591年)より伝統的に400年以上の間行われている歴史ある修行なのです。
寺院内は非常に大きくて綺麗で見どころいっぱい!
新しく管理をお任せいただいた中山の新築物件が完成し、内見の帰りにせっかくなので立ち寄る事にしました。
土日なので人も盛んに歩いており、写真を撮っているだけでワクワクするような素敵な寺院でした。
街中にある小さなお寺と違い、非常に大きな敷地となっており。
途中にはお土産や、服、食べ物を売っている売店があるほどです。
入口の門から本殿(祖師堂)にたどり着くまでにそこその距離を歩く必要があります。
寺院の中にはいくつもの建物や石碑、大仏等があります。中でも目立つのは、正門から入ってすぐに遠めに見える五重の塔です。
近づくとこんなに大きかったのかと驚きます。
祖師堂はお参りはできますが改装中です。
2022年のニュースでは2年ほど改装にかかると記載されていたので、2024年には新しくなった綺麗な祖師堂を見る事ができるかもしれません。
京成中山駅に立ち寄る際はぜひ足を延ばしてみては如何でしょうか?