シェアハウスの話題を最近よく耳にするようになりました。
バチェラーやテラスハウスといった男女共同生活を題材したテレビ番組が爆発的にヒットしたため、社会的にも大きく受け入れられるようになったと感じます。
シェアハウスと聞くとなんだか青春できそうな予感もありますし、人間関係が難しく、ギスギスして居場所がなくなりそうな予感もあります。
実際の所、シェアハウスにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
シェアハウスとは
ルームシェアとシェアハウスを混同されている方がいますが、ルームシェアとシェアハウスとは全く別物です、
有名な所で例を挙げると
阿佐ヶ谷姉妹がルームシェア
トキワ荘がシェアハウスとなります。
ルームシェアは普通の賃貸のお部屋ををシェアする、いわゆる友達同士での同棲の事になります。
シェアハウスは個室と共有スペースに分かれたシェアハウス用の建物に数人で暮らすイメージになります。
シェアハウスのメリットとは
シェアハウスは共同での生活が基本となります。
プライベート空間となる個室はありますが、基本的には狭いものが多く、くつろぐためのリビングや炊事洗濯お風呂トイレ等は共同での使用になります。
各々が当番やルールを決めて生活を回していったり、その中で仲良くなったり喧嘩したりと普通の一人暮らしでは味わえない賑やかな生活を送れるという部分が大きなメリットとなります。
一人暮らしでの孤独を感じる事は無く、常に誰かの生活感を感じる事が可能です。
また家賃はかなり安い場合が多く、プライベートスペースが狭いとはいえ、設備の充実した綺麗な家に4万~7万程度で入れる場合が多くなります。
シェアハウスのデメリット
プライベートとなる空間が少ないため、人と話すのが好きな方や、人と関わるのが好きなコミュニケーション能力の高い人でないと日常生活が難しくなります。
1人が好き、静かな場所が好きという場合は全く持って向いていません。
また人間関係が悪くなったとしても強制的に顔を合わせなければならないため、致命的なまでに関係が悪化した場合、最悪お引っ越しすることになります。
だらしない人、モラルが無い人、常識が無い人が一人いるだけで共用スペースが汚くなったり、生活にかなり不満が貯まるようになるので、結局の所住んでいる人との相性が全てと言えます。
また、家賃は普通の賃貸よりも安いですが、あと数万円出す事でトイレもキッチンも浴室も自前の物が付いた一人暮らし賃貸に住むことが可能なので、自分専用の設備が無い事が気になってしまうようであれば逆に割高に感じてしまうかもしれません。
単身の転勤族の方におすすめ
急に県外に長期転勤になってしまい、新しく賃貸を探さないといけないし、家電製品なども新しく用意しなければいけない!見ず知らずの土地に行くので不安でいっぱい。
そんな時ににかなりおすすめになるのがシェアハウスです、家具や家電は共用部に既に用意されているため1から買いなおす必要も無いですし、土地勘の無い場所で一人で過ごすのは不安ですが、シェアハウスなら既にその土地に住んでいる方とコミュニケーションが取れるので、便利な店や知っておいた方が良い事を知る事ができます。
退去の場合も普通の賃貸に住む場合と違い家具を沢山元の住まいに持って帰って処分に困るなんてこともありません。
シェアハウスのコンセプトは色々
ただ申込をした数人が集まって暮らすだけでなく趣味や嗜好、人種や職種などでコンセプトが決まっており、特定の人しか入れないシェアハウスが増えています。
そういったシェアハウスは入居者全員に共通項があるため良好な人間関係を築きやすくなります。
国際交流シェアハウス
多国籍のシェアハウスの場合は様々な人種がいるため日本に居ながら留学しているような気分が味わえるほか日常生活を送るだけで外国語の勉強や文化の学習ができるうえ、多国籍な方々との付き合い方の練習や国際的な交流を家に住みながらにして行う事ができます。
また、住んでいる人だけではなく、その友人知人を介して他の国の人との友達を作ったりと海外との人脈を広げることができます。
また、食事等も日本食だけではなく、様々な国の家庭料理や味付けを体験する事ができます。
問題点としては、文化の違い、宗教観、マナーなどで衝突するような事があってもお互いを尊重し合いながら生活する必要があります。
子供連れシェアハウス
ファミリーム向けシェアハウスやシングルマザー専用シェアハウス等があります。
子供の面倒をみんなで見る形になるので単身で子育てを行う負担が軽減されるうえに、子育てのアドバイス、悩みごとの相談などが気軽に行えます。
また、他にも子供が沢山いるため友達が作りやすくなり、普通の賃貸暮らしと違い、子供が家で一人寂しく過ごすといった事も無くなります。
また、季節ごとのイベントなどを行ってくれる事が多く、クリスマスパーティーや子供の日、節分などを子供たちと大勢で楽しむ事ができます。
性別限定シェアハウス
男性限定・女性限定・LGBT専用などの性別限定のシェアハウスです。
異性がいないため、生活スタイルや習慣の違いによるストレスが無くなり気楽に共同生活を楽しむ事ができます。
また性別が限定されているため、設備等もその性別あったものが充実している事が多くなります。
1人暮らしがつらい人、孤独が嫌な人におすすめ
『咳をしても一人』
尾崎放哉の有名な一句ですが、病気や何か問題があった時は布団の中で孤独に襲われ鬱屈した感情があふれ出てしまうものですし、多くの人が孤独を恐れます。
シェハウスに住めば常に誰かがそばにいますし、
中の良い友人知人ができれば毎日が楽しくなります。
引っ越しを考えているけれども、最近なんだか一人が寂しい、と言う方は是非物件探しにシェアハウスという案も考えてみても良いのではないでしょうか?
探して見れば様々なコンセプトの面白いシェアハウスが沢山あります。自分の趣味嗜好にあったシェアハウスを是非見つけてみてはいかがでしょうか?
私はラーメン好きが集まるシェアハウスなんかに住んで情報交換をしてみたいなと思います。
コンセプトシェアハウスについて、詳しくは下記記事でご紹介しています。